今回、僕が何を買ったのか、最初に言います。
ユニクロの「パーカー」です。
「え、ユニクロのパーカーなんて普通のパーカーでしょ?」と思うかもしれませんが、、
「このパーカーについては、僕は諸手を上げて、降参です。」
by MB
ファッションアドバイザーであり、ユニクロ研究家という肩書きもtwitterのアカウント名に入れているMBさんが、
「この価格で、このクオリティで出せる所は無いです。」と断言したのが、ユニクロのパーカー。
・ユニクロの商品開発チームは、パーカーを買いまくった
・パーカーのカッコよさは「フードのボリューム」にある
・フードを「2枚仕立て」にして、ボリュームを出した
・乾きにくくなるフードが乾きやすい「フード内側」の工夫
詳しくは、下記の動画を見てみてください。
ユニクロのスウェットプルパーカが究極の逸品である理由!誰も知らない制作秘話!http://www.neqwsnet-japan.info/?p=31280
今回、パーカーを買った理由は、MBさんがオススメしていたから!...というわけでは実はなく、
着ていたパーカーが破れたから。
いつから着ていたか覚えていないほど前から着ていたパーカー。おそらく5年は着ていると思う。いや、もっと前からかもしれない。
さすがにヘタってきているとは思っていたが、昨晩、袖に手を通すときに、親指が引っかかったまま手を伸ばしたら、破れた。
他の場所も擦り切れていたりしていたので、だいぶ生地が弱ってきていることはわかっていた。でも着れるうちはなかなか買い換えようとは思わない性分で、そのまま着ていたら、ついに破れた。
そして次なるパーカーを購入しようと調べているうちに、MBさんの記事に出会いました。
ZOZOも見たり、パーカーに関しての記事も見たりしていたが、MBさんの記事で衝撃を受けた。僕は知らなかった、ユニクロのパーカーの、そのスゴさを。
まずは、記事・動画の中で触れられている「フード」の違い。
ユニクロパーカーのフードは、フード部分のボリュームを出すために生地を2枚重ねにしているのでボリュームは出るが、今後は「乾きにくい」という問題が出てきてしまう。
新しい方のフード
そこで、フードの外側はパーカー本体と同様に綿100%だが、
フードの内側は「綿61%・乾きやすいポリエステル39%」にすることで、生地が1枚のパーカー本体と、生地が2枚のフードが、同じぐらいのタイミングで乾くように考えられているそうだ。
上の画像はフードの付け根の部分。左がフードの表で、右が内側。たしかに、意識してみてみると、若干の素材の違いがわかる。
しかし、こんなフードの内側だけ素材が違っているなんて、言われなかったら誰が気づくだろう。。
古い方のフード
上の画像は、着ていたパーカーの同じくフードの付け根の部分だが、ステッチの外側(左側)と内側(右側)の生地は同じで、両方とも綿100%になっている。
リブには元々ポリエステルが混ざっている。これはおそらく伸縮性を持たせるためだと思われるが、これが「乾きやすさ」にもつながることに気づき、フード裏地への発想が広がったのかもしれない。
ポケットも違いがあった。
古い方のポケット
ポケットの端の部分に違いがありました。
新しい方のポケット
余計な縫い目がなくなって、端の部分も太くなってますね。
裏側にも違いが。
古いほうの袖口
新しい方の袖口
袖口は少し長くなっていました。少し長いことで、手首がやさしく包まれる感じが増した気がする。
「すそ」のリブも、少し長くなっていました。
古い方のひも
新しい方のひも
古い方のタグ
新しい方のタグ
(追記:記事を書いた後、ツイッターに流したら、こんなコメントをいただいた↓)
なるほど、四角が2つ並んでいるのが1セットで、1つのロゴなんですな!ご指摘ありがとうございます。1つカシコクなったぞ。
というわけで、手元にあった長年着てきたパーカーと、新しく買ったパーカーを比較してみると、たしかに細かな違いがあり、ユニクロがマイナーアップデートを繰り返しているということがわかりました。
最後のつぶやき
いつもなら破れたパーカーを「ま、ユニクロでいいか」と買い替えて終わりになるところが、MBさんの記事に出会ったことで「感じる価値」が大きく変わって「あぁー、ええパーカー着れてうれしいわぁ〜」としみじみと着ています。
MBさんも言ってますけど、ユニクロさん、もっとこういうこと言えばいいのに。パーカー以外も、気づかれていないような細かなアップデートがあるんでしょうね。