ワイドなショーで「レンタル家族」について放送されていた。
依頼者は、60代の男性。4年前に妻に先立たれ、試しに依頼してみたとのこと。
3ヶ月に1回、お願いしているとのことで、やって来るのは妻役の50代女性と、娘役の30代女性。
「もう、何回も来てるもんね。」と娘役の女性が言う。
依頼者「最初に、なんて呼んだらいいですか?と聞くと、『なんて呼ばれたいですか?』と聞かれました。
妻のことは『お母さん』と呼んでいたので『お母さん』と呼ばせてもらって、娘はカナコで『カナ』と呼ばせてもらっています。
僕は『お父さん』と呼んでもらっています。」
最初の頃は「食器はこっち」とか、いろいろ言っていたが、何回も来てもらってるうちに、どこになにがあるかも把握してくれている、と。
依頼者「家族でたこ焼きをやっていて、という話をすると、じゃあ今度たこ焼きしましょうとなって、今日はたこ焼きをするんです。」と。
レンタル家族だとわかってはいながらも、何度も依頼しているうちに、食器の位置や、どこになにがあるかも覚えてくれて、関係性ができていく。
映画「万引き家族」を見た時も「家族って、なんだろう?」と考えてしまったけど、
このレンタル家族も、これからシニア世代が増える日本の、ひとつの家族のカタチなのかもしれない、なんてことを考えさせられたニュースだった。