CDが売れないと言われている音楽業界の中で、CDやライブではなく、Spotifyという世界で広がっちゃって、一躍世界に躍り出た覆面ユニット「AmPm」
日本でのCMが増えてきた「Spotify」。CMでは、あっこゴリラの「ゲリラ豪雨〜、ゲリラ豪雨〜」の音を聞けば、「あぁ、あれか」と思う人も多いだろうが、
まだまだ「Spotify?なにそれ?」な人も多いだろう。とりあえず、アプリをインストールして使ってみるとわかる。こりゃ良い!と。
自分の好きなジャンルの音楽のプレイリストを選べば、ランダムにそのジャンルの音楽を流してくれる。ランダムが嫌なら、アーティスト名でプレイリストを検索すればいい。そのアーティストの曲をずっと流してくれる。とにかく、Spotifyは神アプリなのだ。とりあえず使ってみ。「Don't think, feel.」
「AmPm」に話を戻すと、「Best Part of Us」がデビュー曲で、リリースから半年で800万回再生に。
Best Part of Us / AmPm feat. Michael Kaneko (Lyric VIdeo)
その後も、「I don't wanna talk」「Darling Break Free」をリリースし、それぞれ100万回再生を突破。
AmPm / I don't wanna talk (feat. Nao Kawamura)
Darling Break Free / AmPm feat. Michael Kaneko
CDは出さず、Spotifyの中だけで、1000万回以上が再生され、その大半が日本ではなく、海外での再生。1万人が集まったSpotify主催の音楽フェス「Spotify on STAGE」では、トップバッターとして登場。しかも、それが初ライブってんだからビックリ。
Life is / AmPm feat.Hiro-A-Key
ダンサブルで踊りだしたくなるHOUSEな音。深夜の高速道路とかにも良さそう。ライブでこんな音を流されたら、爽やか気持ちよく動いちまうな。
youtubeのコメント欄にも「耳が喜ぶ」って書かれてた(笑) わかるわ〜 ワシの耳も喜んでる。
This Mess / AmPm feat. Michael Kaneko (Lyric VIdeo)
ワタクシ、これ好きです。まったりと入り、徐々に アガっていく感じ。
宇多田ヒカルのカバーも。宇多田が今っぽくEDMになった感じ。
Addicted To You ( Utada Hikaru cover ) / AmPm feat.Nao Kawamura
「AmPm」が、なぜ無名から世界に躍り出たのか? その理由は、単に曲が良かったということではなく、Spotifyの中でバズるには、どうすればいいのか?という研究者のような緻密な分析があったようだ。
「バンドを組んで、メジャーデビューしようぜ!」という方向性ではなく、「会社の新規事業に近い位置付け」として始まり、広告費を投下してデジタルマーケティングを仕掛け、Spotifyのアルゴリズムを研究し、より多く再生されるには何が必要か仮説を立てた上で楽曲をリリースしていったことで、バイラルチャートにもランクインし、Spotify内で重要な「プレイリスト」を作成するキュレーターに届き、さらに広がっていった。そんな経緯があったようだ。
詳しくは、下記の記事にて。
■参考記事
知名度ゼロでいきなり世界を獲った覆面ユニットの「ヒットの方程式」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/53166
■参考記事
音楽ナタリー:覆面ユニットが示した新しい音楽の広がり方
https://natalie.mu/music/pp/spotify02