閉店直前、スタンダードブックストア8時間耐久トーク。閉店前のラストダンス、書き起こしレポート【後半】

スタンダードブックストア心斎橋 閉店
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書き起こしレポート、後半です。ほぼ、個人的なメモ書きですが、よろしければ雰囲気をつかんで感じる程度にどうぞ。
前半はこちら
https://tubutube.net/eventreport/standardbookstore-heitenmae-8taitalk-1/

場所があることの良さ

中国 みんなタオバオで買ってる
場所に行って写真撮ってネットで買う
そういうのは中国も日本も同じ

ただ場所は必要だという話がある
プリンターが置いてあって学生がつかえる
海外の人がインスタで投稿してくれる 場所に価値がある

香港 イベントにすごく人が来る なんで?
香港 家が狭い 週末は外に出たい
外でコーヒー飲んで、イベント来て、本はついでに買ってったりもする

昔は銭湯いって、あーだこーだしゃべってた
そういう場が減ってる
そういうことに危機感がある人も少ない

機能的には家の中で充足できてる
家におるより外にもっとおもろいことあるで
と提案できたら、外にいく

「本屋」と「風呂屋」は似てる

体を清潔にするだけなら、家でできる
あんな広い湯船は家にないし気持ちいい
週に1回いったりする
もし、それ以外にも楽しいことあったら銭湯行くよね

泉佐野市 銭湯 文化財 大将軍
トイレが女湯の奥にしかない
女湯を通ってしかトイレに行けない

良いパブリックがないから家にいる

商売として、しんどくない感じででけへんかな

お母さんのごはんはおいしくないから外で食う

いろんな国でパブリックが違う

香港 タイ キッチンがない
フードモールのローカル版が発展してる
「お母さんのごはんはおいしくないから外で食う」
と平気で言う

日本と韓国はそれほど違いは感じない

ソウル 書店 充実してて 人が集っている「ブックソサエティ

https://amp.amebaownd.com/posts/2467721

夫婦でやってる書店 奥さんがキュレーター
旦那さんが本を売り始めた

貸本屋・レンタルレコード屋

昔、貸本ってのがあった
それってどういう経済でまわってた?

レンタルレコード ギリギリその世代
「ピアノレコード」ってレンタルレコード店があった
貸本はレンタル本って感覚かな

なんでレンタルレコード屋にいくか?
自分では手に入れられないコンテンツを取りに行く
読みたい本が貸本屋にしかなかった
でも図書館が増えて、本屋が増えて、

逆にフィジカルな出会いが減ったのかもね

レンタルレコード屋に行ってたのは
とにかく音源ほしいと思ってた
物質的に所有することができるようになってきたから
レンタルレコード屋がなくなった?
いや、CDも出てきたからというのが大きいかも

ダイレクトに中身のコンテンツに興味があった

コンテンツが目的で
パッケージは二の次だった

昔は本やレコードが手に入りにくくて、
手に入れても家に置く場所がなかったりした

本が売れないのは図書館のせいなの?ホントに?

本は売れなくなってきていて、
すると、犯人探しになってきて
図書館が悪いとか言われたりしている

建築の間取りが変わっていった
所有して置いておくスペースが昔はなかった。

そこから子供の個室が出てきて
何を部屋に並べるか?
友達が来た時にいかに楽しんでもらえるか?
そこにあるものによって自分を表現するような部分もあって、
所有することが出てきた

いくら本好きでも、本を全部買うことはできない
部屋のキャパがある。

本来は図書館は助かるもの。
本屋の人だって全部を買ってるわけではなくて
過去に図書館つかったことはある。
でも、本屋は図書館を目の敵にしてたりする

図書館があんなに本を貸すから
私たちが潤わないと言ってたりする。

出版社も「新刊出したら半年は図書館に並べないでね」
とか言ってたりする。

けど、ほんまにそうなんかなーと思う

本が売れなくなってる理由って
ほんまにそうなんかなーと。

日本の高度成長期以降のスピード
物質の話になりすぎて
中身の是非を問う時間が通り過ぎられて
レンタルレコード屋にあったものが忘れられてるかも

自分の手元にある時間が限られている

貸本って「今、自分の手元にあるうちに
なんとか吸収してやろう」っていう感じになる。

お金払って買ってしまった本は、
いつでも読めるしなーになる

いつからエ◯本って回って来なくなったんすか
溝に落ちてなくなった 笑

それは買わなくてもいい方法があるから笑
コンビニは高年齢対象のエ◯本になってる
コンビニはエ◯本を置かなくなってる

エ◯本の貸本はイヤやわぁ(笑)

電気グルーヴで疑問符。サブスクリプションへの危機感

定額制のものが増えてる
貸本 レンタルレコードと同じ
コンテンツだけが回ってる
サブスクリプション便利

電気グルーヴがサブスクのサービスで聞けなくなった。
どっかがコントロールしたら聞けなくなる
じゃあ自分で買っとこうかなと思ったりする

ローカルに手元に置いておくようなことも必要だ
と思うキッカケになった

全部が向こう側のコントロール次第というのは
危機感を感じた

本を作る人が図書館をライバル視するのは悲しい
アジアを回ってると珍しい本が手に入ったりもするんだけど、
それを見てもらう機会がつくれてない感覚はある。
だから貸本の機能はいいんじゃないかと思う。

資本主義の仕組みの中で得た経験が、
買う買わないのサイクルじゃなく、
そうじゃないサイクルを考えるっていうレベルってすごいと思う

貸本があって必死で読む感じってスゴイですよね
で、面白かったら買うんでしょうし
これはぜったいに手元に置いておきたい
1週間限定で手元に置いておける時間制限の良さ

データに起こせなかったもの。人を介したという情報の価値

息子は今、大学生で同い年の友達が
「レコード」を買いあさってるらしい。

一方で親父たちはSpotifyで音楽を聞いてたりする。

20代とか30代の子が、物質的に未来に持っていきたいものとして
レコードを見ているのがいいよなと思う。

データに起こせなかったものがあるはずだから、
そういうものを持っていけるのはいいなと思う

後藤さんの本 千鳥文化 で発表とか面白いかも

コンテンツを「誰からレコメンドされたか」
「誰がいいと思ったか、触れてきたか」
そういう「人」を介した情報、

それが商品価値になってくるんじゃないかなと思う
そこに「売らない本」がある
後藤さんの蔵書がそこにある状態

そこに置いたほうが共有できる価値として
いいんじゃないかな
それを読んだ人とその話が出来たりとか

もう少しさらしていくことで
こんな人まで興味を持ってくれんのとかわかるかもしれんし

「人」を中心に、
次のスタンダードブックストアが出来ていったらいいなあ

いままでも常に「人」が中心にあったことは変わらない。
ただそれをどう作っていくかはもっと議論していきたいかな
それが豊かな空間になっていくんかな

韓国のブックソサエティ
イベントが結果的に学校になったり
オランダに行ってきた人がその本屋に来ると
そのイベントのときにそこが学校みたいになったりする
ブックソサエティから実際にデザイナーが育ったりしてる

建築インターンの無償労働とチャンスロス

サーペンタイン インターンスタッフ募集 問題になった。
その件に関して詳しい、建築リサーチの仕事をしている
ラットの榊原さんが登壇。

2019サーペンタイン・パヴィリオン設計者の石上純也に待ったの声。やりがい搾取の無給インターンを採用しているとして反発。日本の建築業界の悪しき慣習が世界的なニュースとなっている

ARCHITECTURE HACK

togetterでのまとめ:建築設計事務所のインターン・オープンデスクという制度について

石上さん インターン 学生 無償 学びたい
イギリスで同じように募集したら物議
それは労働環境の違いもあった

日本は建築やってる以上は
無償でやるって仕方ないよねっていう暗黙の了解があった

パリ でインターン1週間拘束するとなると
休日は必ずとらせてね 1日8時間以内で と言われて
学生1人1人の契約書を書かされる

教育的価値があるからといって
労働を無償でやるってのはおかしいんじゃないか
という話が出てきている

でも、本当に学生さんが他のスタッフと
同じレベルで仕事ができているのか?
払うとしたらいくらが適切なのか?

そのあたりが議論されていない

お金じゃなくて経験を得たいから
働かせてほしいと言っても、
社会制度的に難しいからと断られるのは
良いことなのか?という話もある。

パリの件も契約はするけど、それはルールだから
契約した後は個人間でのやり取りで、
実際は一緒に遅くまでやったりしてた。

その問題になった東京の建築事務所は
東京都内の学生に限りますと制限した。
今度は関西とか地方の学生にチャンスがなくなる

誰が教育するのか?という問題がある
仕事の仕方を教えるのは、
インターン先の社長なのか、学校なのか

しつけをするのは、親なのか、
小学校の先生なのかみたいな話

貨幣経済ってことだけじゃなくて…

実際やってみたら儲からんとかある
ソーシャルキャピタル

千鳥文化という場所
儲かる儲からないじゃなく
店舗を縮小してでも続けるのが重要だと思っている

貨幣経済じゃない、というのは
貨幣経済だ、と言ってしまうと
儲かってないことでみんな失望すると思うから
そうじゃない軸で続けていく意味がある

アジアの本屋をまわってみたら
儲かってはなかったりする
他のことをやりながら回してたりもする
それでいいのかなとも思うけど、、

この場所を守りたい人が守るという形

このスタンダードブックストアがなくなる
違う形になるのは、どうやったいいのか?

クラウドファンディングとかもいいけど、
(スタンダードブックストアの中川社長は次の店に向けてクラウドファンディングの実施を計画中)

もっとしっかり貨幣経済の上で、
みんなで株主みたいに集まったりして、
続けていけるやり方を考えるのもいいかなと思う

既存のやり方の裏をかいていく
っていうこともいいかな

実際、リターンなくてもいいから
「僕、20万円入れます」
「僕は100万円入れます」とか

そういう人たちが集まって自分たちが必要だと思う
インフラとなる場所を運用していくのもいいなぁ

クラウドファンディングで
1人3000円とか5000円とかで
顔の見えない感じでお金を集めるのもいいけど
顔が見えてる状態で、
僕20万出します100万出しますみたいな、それもええよね

クラウドファンディングへの新しい関わり方・既存の窮屈さ

クラウドファンディングで
お金を出すことだけじゃなくて、
一緒にアイデア出すよとか、
作業を手伝うよとか、いろんな関わり方があって、

「お金だして」だと関われなくても、
違う形なら関われる人もいたりする

「テナント借りてお店やります」なのか、
「みんなで街をつくろう!」なのかでは、
また、ぜんぜんちがってくる。

参加できるキッカケって大事やな

既存のクラウドファンディング
「主催者が決めたリターン」という枠組みでしか関われない
その窮屈さがあるかもしれない

すごく応援したいんだけど、
お金では応援できない人もいたりする

今後のプロジェクトの進め方
クラウドファンディングの新しい形も考えられそう

ここからは竹内アニキに登場してもらいましょう!

竹内厚(有限会社りす/編集者)さん、登壇。

本屋って、このままの形で未来も存在してるのかな?
1つの形が終わりを迎えてるのかなとも思う

銭湯ってあってもなくてもいいけど、
なんとか存在してる

本屋もそれに似てる
ノスタルジーみたいなものとか
文化とかで生き残るわけない

次の形はわからないわけですよ
やりながらチューニングしていくつもり
自分の中ではこんな感じちゃうかなというのはあるけど、
それが、求められるかどうかわからない

ここは本屋なのか?

◯◯屋とか言わなくてもいいんじゃないか

事務所を辞めた”フリーランス落語家”

この前、落語家さんが久しぶりに来てくれた。

米朝事務所をやめて独立した、と。
東京ではけっこうそんな感じらしい。
東京では落語がウェーブ来てる

他の分野の人と絡んで、
寄席以外の場所で落語をしていく
混ざり混ざって
「おもろかったらなんでもええ」という感じ。

次のプレゼンを
落語でやってもらうとかって、おもろいなぁ。

「君はもう”落語”だけやらなくてもいいもんね」と言った
そういう拓けてるスタンスになっている

本がなかったらどう?中川さんがいる「中川家」

ここは誰でも入ってこられるスペース
そこに「本」は必要なんですか?
どれぐらいの本が必要なのか?

ほんとにただ中川さんがいて、
中川さんに会いに来るっていう
中川さんの家みたいな。

つまり「中川家」ですね。
あ、そうやな、それ「中川家」やな。笑

そこはやっぱり「本」あってこそ。
「中川さん」と「本」とのバランス

直感的に今おもしろいもの、あります?
水準・基準
どういう基準で選んでます?

なにがというより
「話の中身」はおもしろいのに
「話してるトーン」がおもしろくないことってあるよね

このイベント、前に出てきてる人の”仲良し感”が強すぎるかも

ごきげんよう って1人ずつスライドして、ズレていくでしょ
あれいいですよね

じゃあ、さっそく“ごきげんよう方式“、採用しましょうか。

ごきげんよう方式で登壇者がスライド

スライドして登壇したのは、
多田智美(Muesum代表/編集者)さん
映画監督 塩崎祥平さん

かぞくわり」という映画
心斎橋シネマートで1週間上映します。

僕、この8耐イベントで話を聞いたことをきっかけに、
実際に4月11日に「かぞくわり」を見に行きました。
家族ってなんだろう?を考えさせられる映画でした。
単館系の映画館を廻っていくようなので機会があれば、どうぞ。

本も店頭から消えていく
映画も、もっとそれを思う。
撮って上映されて、どんどん消えていく
それでも作るってのがすごいなぁと思う

そこをどうするかの戦略は?
公開時にどれだけの人に、どれだけ広げていただけるか?は考えます。

ベッドタウンの住宅街に住む「核家族」の話。

多田さんと山崎監督の出会いは?

山形のとある街
美術館と図書館をつくる話があった

その美術館と図書館の20年間の運営計画を
1年間かけて立てるもの

最終的には負けちゃったけど
その過程をずっと撮ってもらっていた

そのプロジェクトはいろんな分野の人が集まっていた
大手ゼネコンに勝とうという空気があった

映画監督に記録させるというのは、なんでやりはじめた?

そのチームのボスがその案を出した。
この状況を撮影しておこう、と。

でもコンペで負けた。その映像はどうなった?

ストップした。編集せずに撮ったままで持っている。

それ出せないの?

出したい気持ちはある。

どういう裏側があったのか、見てみたい。

撮影していたのは、ちょうど「かぞくわり」の脚本を書いてる時だった。
そのプロジェクトのことは、脚本の中にも入っている

地下に、全長5kmの日本軍がつくった迷路がある。
実際にあるんです。

おもしろいことしたいけど、
なかなかうまくできない人々が
いっかいこの穴に住んでみない?
といって住んでいるという設定が入ってるんです。

それは山形のプロジェクトとオーバーラップしている

監督であり脚本も書いてる。
「これ監督が書いた脚本なんだよね。なんでここ、こうなっちゃうの?」
ってスタッフとかに言われて、ずっと謝ってました 苦笑

この映画に「二上山」が重要な要素として出てくる

すごい巡り合わせやなーと思うんやけど、
実は僕、二上山を毎日写真で撮ってたんですよ
なんかね、あのフォルムが好きやったんですよ

大阪で山っていうたら金剛山やけど、
なんかちょっとな〜と思って、ちょっと横見たら
ふたこぶの二上山があった。気に入って撮ってた。

そうやって撮ってたら、しばらく後で、
「あそこオオツノミコが眠ってるよね」と聞いた

ぜんぜんそんなこと知らんかったけど、
今回この映画にはそのテーマが出てくるんですよね?

大阪でこのテーマの映画があるって言うたら、
めっちゃ反応してくれる人いっぱいおると思うけどなー

4月6日 映画の上映後にgraf服部さんとトークします。
みなさんぜひ来てください。

株式会社人間「鼻毛出てますよ」

株式会社人間 https://2ngen.jp/members/
の方が登壇

代表作は「鼻毛出てますよ」ということ教えてあげるサービスで
鼻毛通知サービス ちょろり

8年前ぐらいにつくって未だに取材される
今もカウンターまわってるんで使われてるっぽいです

いまだにあれを越えられない。
自分でつくった壁を越えられないでいる。

もうひとり登壇。
バイスリーの吉田です。グラフィックの会社
株式会社人間から徒歩1分ぐらいのとこにいます

この人、みなさんが見たら
「あ〜!」って言うような広告とかやってます。
たとえば、京阪の宇治の半分ずつのやつとか。

(会場、無反応)

ちょっとーみんな知らないじゃないですかー!

いや、だってオレ近鉄沿線やもん 笑

たぶん、これのことだと思う↓

フリーペーパーつくったんです。

はじめて万博最終号
万博誘致活動をやっていたのを見ていて
納得がいかなかった。
こんなんでいいのかなという想いがあった。
インディーズの誘致活動をしようとしていた

そしたら、万博が決まっちゃったから
初号にして最終号になってしまった

このフリーペーパーをつくることに意義があったと思っている。


実は、株式会社人間とバイスリーでは意見が違ってまして

今の時代に「意味がない」と言われてた万博を
応援することに意味があるのかなと思ってて

実際に周りに聞いてみたら、
意味ないよねと言われて心折れかけましたけど、
ただもう少し踏み込んでみないとわからないな
と思ってやっている。

ほんまに意味ないなと思ったら、やめます。笑

万博万博と言うてるけどみんなあんまり知らない
それで万博の勉強会をやったりしてる

UMAの原田さんにどうですか?と聞いてみたら、
「反対でもなんでもない立ち位置でいる」と。
盛り上がるには反対意見も必要だったりする

我々は万博に向かってどう関わっていくのか
いろんな人に聞きながら考えていこうかなと。

実は今度
服部さんと山崎亮さんに話していただく
4/12 金 ビックステップ 19時から
EXPO STUDY MEETING
クリエイターが考える未来の社会

若い人は興味ない感じですね
おっさんは過去の記憶があって興味ある人もいる

若い人が万博への期待感がないとか、興味が薄いとか言われてますけど、
若い人にとっては、中身も形もわからないものに
どう期待せいって感じですよね

4月12日のイベントは万博についてというよりも、
まずは6年後の社会がどうなってるのかをイメージしていかないと、
万博について何を考えるべきかも考えられないよね、ということで、
服部さん山崎さんに未来の街についての話をしていただく。

未来社会の中に万博がある。
そんなイベントなので、ぜひ来てください。

あれ?!いや、違うんです。
これだと僕ら告知しに来たみたいになっちゃう。
違うんです。
スタンダードブックストアが閉店するって聞いたから、
慌てて駆けつけようと思って中川さんにいきなり連絡して、
あれ、僕、告知しに来たんじゃなくて、
万博おじさんじゃなくて、
ただのカルチャー心配おじさんで、
その話をしようと思ってたんですけど…

(わーわー言うてると「はい、ありがとうございました〜」と打ち切られ、ごきげんよう方式で登壇者スライド。笑)

椿昇:ワシは「やる気はない!」とハッキリ言うてる

ここからは、椿昇(京都造形芸術大学美術工芸学科/学科長・教授、現代美術家)さん、登壇。

詳しくはウィキペディアで

瀬戸内芸祭 発表会を
スタンダードブックストアでやったときに
椿さんのことを知った
それまでは椿さんのことはよく知らなかった

“サステナブルな芸術祭”はこうつくる!瀬戸内国際芸術祭2013「醤の郷+坂手港プロジェクト」ディレクター椿昇さんインタビュー
https://greenz.jp/2014/01/27/setouchikokusaigeizyutusai/

服部さん UMAさん 通じて知った
椿さんの著書のイベントもここでやって、話を伺った。

(基本的にはgraf服部さんが椿さんに質問を投げかける。酔っていた服部さんも椿さんの前では、やや緊張しているような面持ち)

僕は自分から何かやろうと思ったことはない

僕がやったのはギャラリー射手座を借りただけ。

今まで自分でなんかやろうと思ったことはなくて
頼まれたらものすごくやるけど、
僕は「マジックランタン」と呼ばれてて
こすらんとなんも出ない

学生にもおれ振り向かないよ、教えないよ、ひどいこと言うよ と言うてる
それでもよかったら教えるよと言うてる

勤めてる大学にもハッキリ言うてる
「ワシは、やる気はない」と。

ただミッションくれたらしっかりとはやる
だから相談してくれたら相談に乗ります
僕の場合は10円でも10億でも同じ仕事します
楽しいことしかやりたくないやろ?

大阪のスタンダードブックストアなくなる
椿さんはやっぱり神戸が中心ですか?

僕のベースは有馬温泉
あんまり人混み好きじゃない
東京行ってもタッチアンドゴーで帰ってくる
オンサンデーズしか行くとこないねん
そこが落ち着く

オン・サンデーズ
https://omoharareal.com/navi/shop/detail/427

大阪 サブカルチャーみたいなのが
なくなってる気がする
どんなふうに想像してます?

2月ニューヨーク行ってきた
20歳の学生連れて

授業で、ニューヨークが出てくる映画を何本も見せて
地図つくらせて、道順も決めさせた

ニューヨークでミスりたくないやろ?笑

杉本博司さんのスタジオも全部見せてもらって
裏側も新作も見せてもらった

杉本博司 1948 –
東京御徒町生まれ。1970年渡米、1974年よりニューヨーク在住。活動分野は、写真、彫刻、インスタレーション、演劇、建築、造園、執筆、料理、と多岐に渡る。杉本博司のアートは歴史と存在の一過性をテーマとしている。そこには経験主義と形而上学の知見を持って、西洋と東洋との狭間に観念の橋渡しをしようとする意図がある。時間の性質、人間の知覚、意識の起源、といったテーマがそこでは探求される。2008年に建築設計事務所「新素材研究所」、2009年に公益財団法人小田原文化財団を設立。2017年10月には小田原文化財団<江之浦測候所>が開館。1988年毎日芸術賞、2001年ハッセルブラッド国際写真賞、2009年高松宮殿下記念世界文化賞(絵画部門)受賞。2010年秋の紫綬褒章受章。2013年フランス芸術文化勲章オフィシエ叙勲。2017年文化功労者。

IMA

椿さんの下で動けるのは
茶道とか能楽とか華道とか
そういうのを知ってないと椿さんの下にいれない

若い時に、すごい体験をしとかなきといけないと思ってる
本物に早い段階で会っておく
すると、ニセモノがわかるようになる。

2000万円のもんとか触らせてくれる
実際そういうもんを触ったという体験が後から効いてくる

「アートは、たたりますよ」と言ってる
買う側のこっちも、たたられると思って買った方がいい。
アートを「インテリアとして買います〜」じゃない
たたるか、たたられるか、それぐらいの真剣勝負やと思って買う

学生とも一緒の空間にいたいねん
これがアメリカや見とけ、と。

1人めっちゃいい写真とってた
彼女のセンスは”インスタ”で磨かれてた
「お前の先生、インスタなんやな」
彼女はほんとイノセントにセンスが磨かれてた

カルチャーって、”出てくる場所”なんて決まってないよな
その人間の素直さ、イノセントさ、子供っぽさ
子供っぽさって重要。

ピュアの保ち方って、どうしてるんですか?

それは「嫌いなものは嫌い」って言うこと。

学部長ともしょっちゅう喧嘩する。
学部長が数字ばっかり言うてきたりする。

「美術工芸の就職率が70%で低い」とか言うてくる
その就職率が100%になったとき、アートは終わりや!
残りの30%に、アートの力が眠ってんねん

でも学部長の”人間性”は好きやから、
最後はハグしてたりする。

「これだからアーティストはイヤだ」とか言われるけど、
「いや、アートはおもろいですよ」と応えている。

彼は企業のデザイン室にいたような人間だけど、
そういうのじゃ今、通じなくなってきてるでしょ。

それは、僕らがアーティストを育てて来れなかったから。
海外でも存在感なくなってきてる

日本だけじゃなく、東アジアの韓国・中国も含めて、
「東アジアトリオは、もうええわ」と言われかねない。

そういうふうになってしまう産業構造を変えられなかったけど、
今後の展望として、良いことって、あります?

認識は悲観的に。行動は楽観的に。

ワシは「認識は悲観的に。行動は楽観的に。」やからな。

絶望的というほど楽しいことはない。
絶望的になると、スキマがいっぱい空いてる
チャンスは、常にある。
個人的なチャンスは、常にある。

Ronin Gallery(ローニンギャラリー)のやつらは、
浮世絵に対する愛がハンパない

セカイのトップは、儲けのことは考えてなくて
アートが世界的に良くなることを真剣に考えてる

チカラを入れてるのは、「教育」と「出版」

ほんまにラブやねん。
愛がすごいねん。
エバンジェリストってことかな。
営業マンでもないのに勝手に宣伝していってる

ラブが足りない。ラブがないと、マネーも来ない。

ラブが足りないねん
ラブの後ろには欲望があって
その欲望の後ろにはマネーがあんねん

だからラブがないと、マネーもけーへんねん
東京とか、日本は、くすんでんねん表情が。

1日24歩しか歩かんような子を
ニューヨークで、
フィジカルに歩かせた。1日2万歩

愛しあってるかいー!ですね。

せやで、おれ学部長ともハグしたもん

世界で会った一流の人間は全員、
異口同音に行ってたのは「信頼」。

人と人やと言ってた。
デカイ金を動かしてる奴は、「人」やねん。

やっぱり信頼で、人に対してお墨付きを入れるから
そのへんがニューヨークのスゴさ

やっぱなんか東京は、上っ面やねん。
なんやら忙しいんか知らんけど、
「また今度の機会に」とか言われたりする。
そんなもんに 「次はない!」

スケジュールの都合とかで
「また次に」とか言われたりするけど
いやいやこっちにも次があるし、
そっちの都合だけで、、

中国行っても、結局「信頼」やねん
契約書をつくろうとしたら、
「俺を信頼しないのか?」と言われて、
契約書なしで進めて、結果的に騙されるとかもあるけど

日本はコンプライアンス病やねん。
出勤簿で「いつからいつまで居ました」とかエクセルで管理したり、

あれ働き方改革で、大学は文科省の指示でやってるんやけど、
「実働時間」ってなんやねんっていうな、、

未完成でも、とりあえず出していく中国

中国がすごいのは、とりあえずできたら出すねん
10個できても、8個つぶれんねん(壊れる)

でも、半年経ったら、つぶれるのが5個になって、
1年経ったら、もう、つぶれんようになんねん

日本も昔はそうやった
本田家具が量産体制に入るまでに10年かかった
そんだけかかった

消費者教育が間違ってる
少しなんかあったらクレーム入れるっていう

パソコンって説明書ネット状にあって
バグがあるとか そういうのどうかなーと思ってたけど
中国はそうやから、スピードがえげつない

日本は過信してた 完璧なものができると。
それで進んだからもう建て直されへん

電車も1分も遅れないとか
3分遅れたら、そのあと全部の駅で3分遅れてすいませんとか言ってる
あれはどうなん

ただの「消費者」を「支配者」だと誤解させてしまった

お互いが非寛容になってる
消費者が支配者になってる

ただの「消費者」なのに「支配者」になってる
誤解させてしまった

「お互いに不完全で、許し合いながら生きていこー」がなくなってんねん

中国人なんか、お金なくなったら「アイヤー」でしまいやねん

今のまま日本いったら、「ことなかれ主義」にどんどんなっていくよ

ワシにはLINEとメッセンジャーで送れって言ってる
他は見んよと大学にも言ってる

グーグルの幹部なんかメールなんかやらへんねんから

グーグルの人が「メールをしない」本質的な理由
https://toyokeizai.net/articles/-/163430

グーグル社員はなぜメールを使わないのか
https://diamond.jp/articles/-/132895

LINEで、やったほうが早い
「これこれこうで、お願いします」
「おっけー」&スタンプ

これでしまいやん
メールはくどくど長いねん

LINEやったら簡単やん
学生もすぐやるやん

システムとして
LINE・ツイッター・メッセンジャーが優れてるわ

4G から 5G になるでしょ
「メールする」とかは、いずれ
手紙みたいになっていって

もっと原始的なオーラルなやり方になっていくねん。

だからツールだけじゃなくて
自分もオーラルになっとかな、使いこなされへんねん
もっと直感的でやれるようにならんとあかんねん

メールを打ってることが
自分の生活を貧困にしてるでしょ

メール処理に3時間とか、
そんな時間あったらうまい酒飲めるやん

電話ってのもええやん

電話ピピッとやりゃええけど、
それを書いたりしてるでしょ

相手が大丈夫やったら出て話進められるでしょ

やっぱりいつまでも先輩、椿昇(つばきのぼる)さんでした!

雑誌「アイデア」東京の雑誌 若手クリエイターの話

大阪でグラフィックは大変。単価低いから。
みんな東京いっちゃう

デザインとローカリティ
グラフィックスインターチェンジ
山形でイベント 地域を越えたコミュニケーション

中村さん ブックデザイン 京都
若手は誰を選ぶ?キュレーションもしました

NOSIGNER(ノザイナー)

東京が1番ということでもなく、
大阪やそれ以外の地域で発見されたデザイン手法が
東京に流れていって、「え、これすごいやん」と。

地方の民芸品が、発見されて
「え、これすごいやん」となっていくように、
2位 3位の場所でも磨いていく。

メールのほうが表現の自由豊かさを持っているとは思う。
納期が遅れているところに、
どういう表現をするかということを考えたりする。

ちっちゃい規模の仕事から、
じわっと広がっていく感覚がある。

ちっちゃい京都の本屋さんとか。
その仕事がしっかり届いていくような感覚がある。

最後に服部さん UMAさん 中川さん

今後は、いちいち東京とか言わなくていい感じになるといいね。
いつでも僕らから仕事が出せるようにして、
まだまだ今も東京というのを意識しないといけない感じとかあるけど、向こういくとなんかこう「既視感」があったりするので、

大阪ってめちゃくちゃやもんね。
インバウンドで大阪にたくさん来るってのは、
みんなキレイなもんばっかり見たいわけじゃないから。

僕らも海外でそんなにキレイなとこばっかり行かないでしょ
それが大阪に海外の人が来る理由じゃないかなと思う

都市像が変わってきてて、
対 東京というのがだいぶなくなってきて、

大阪ってだいぶダメじゃないですか
選挙とかぐちゃぐちゃやけど、誰も何にも言わないし
興味なかったりするけど、自分の仕事でどんどん関わって
変えていける可能性のある街

やりたいと思ってる人が開拓できる場所で、
なんでもありの場所やから
そこにいることをもっと楽しんで行った方がええんちゃうかな

最後、コトバノイエ 加藤さん、再度登場

加藤さんは、次のスタンダードブックストアのビジョネアちゃうかなという人

ここでこうやってしゃべるのが最後かと思うと、
ちょっとウルウルくるけど、これが最後じゃなくて、
これから始まる感じで、

ずっと、「ここじゃない形でやりたい」というのは
中川さんはずっと言ってて、

それができるような状況になってきてることは
いいのかもとも思ってて、

今回、イベント中にそんなに、
「あんなことあったねー、こんなことあったねーと」しんみりしなかったね

なんか、あのときのトークで救われたとかないんですか?

中川さんのすごいのは、そういうのがないことですよ

ある人が来て、瀬戸内海に島があって、
そこで本屋やりたいという人がいて、

3人で海外いって、
それこそシュッとしたとこには全然いってなくて、
でもそういうとこ行って、帰ってきたら
それぞれの仕事に反映していぅてて、

この2人、いちばん最初ビックサーの「ネベンセ」っていう
レストランのバルコニーで2人で抱き合って泣いてたんですよ。
キモくない笑

ネペンセ
https://www.visitcalifornia.com/jp/attraction/%E3%83%8D%E3%83%9A%E3%83%B3%E3%82%BB

絶壁のとこで照明のない星が語りかけてくる感じが来るじゃないですか。

こういう場所をつくりたい
こういう場所をつくるチャンスが巡ってきた

ネクストスタンダードがどうなっていくのか
中川さんに語っていただく

次は大阪市内で50坪ぐらいで本は置いて、ギャラリーをつくりたいな。

福井で知り合った漆の人の受注会やるとか、
立ち飲みくっつけたい
登壇者の人に立ち飲みのカウンターに入ってもらって、、

なんかそれって今のスタンダードブックストアの延長線上じゃないの?
と言われたけど、まだまだ人と会いたいというのがある

コンプレックスがあって、親父が死んで本屋をやってて、
でもそんなに本好きでもないというのがあって、
読書量とかではぜんぜん負けてるし、

でも「中川さんって人と人をつなぐ人ですよね」
あ、自分にもええとこあるやんと思えるようになった。

(さぁあと1分!とカウントダウンタイマーを見ながら服部さん)

ヘンリーミラーメモリアルライブラリーを日本でやりたい

今ならみなさんのチカラを借りれるなと思うんです。だから、よろしくね笑

(カウントダウンタイマー、5、4、3、)

次の場所がどこになるかはまだわからないけど、

(カウントダウンタイマー、2、1)

また来てください!

(8時間耐久のカウントダウンタイマー、ピッタリで終了!)

8時間タイマー終了後のアフタートーク

でも、本があってよかったね

本の扱い方が大切。

本があるから、中川さんに会いに行くというより
本を見に行くんだよっていう言い訳ができる。

本屋って
お客さんがいててはじめて成立してて
本を買うというのはとんでもなくドラマチックなことなんですよ

これって本以外の商材ではなかなかないことなんですよ。
だから親父には感謝してて、またまだやっていきたいなと思ってるんです。

中川さん、ほんとにトンチンカンで、
なんかさー立ち飲みでさぁ、飲んでもらったええと思うねん
出し巻き焼いて、とか言うんですよ。

この8時間で整理できたんちゃうかな?

いやーぼくは整理でけへんからね
ただなんとなくこっちちゃうかなーという方向はあるんで、
そっちに向かっていこうかなと思ってます。

終了後の様子

さあ、というわけで、ここで書き起こしメモレポートは終了!

なくなってしまうさみしさよりも、未来に向かって進み始めている中川さんの次のお店がどんなのになるのかワクワクと楽しみにしていることにしよう!

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